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湊川隧道で6年寝かせた純米吟醸「隧 ZUI SAKE 2020 子」が蔵出し

2026年8月26日

神戸に、明治から人と港を守ってきたトンネルがあります。近代化産業遺産の湊川隧道です。そのトンネルの中で6年寝かせた日本酒が、いま蔵出しされました。「隧 ZUI SAKE 2020 子 Aged 6 years old」という純米吟醸酒です。

トンネルの中で6年

仕込んだのは2020年。醸造を手がけたのは、神戸の蔵元である株式会社神戸酒心館です。搾ったお酒はそのまま湊川隧道へ運ばれ、6年のあいだ隧道の中で熟成されました。トンネルの内部は年間を通して温度が安定しています。その環境を、そのまま酒の熟成庫として使いました。

このお酒は、ひとつの蔵だけで生まれたものではありません。早駒運輸、神戸酒心館、湊川隧道保存友の会、兵庫県の4者が連携し、2020年4月から2025年3月まで日本酒のプロジェクトを進めてきました。2025年4月からは「湊川隧道の保存・活用事業」として新しい体制に引き継がれ、いまも続いています。

産業遺産を守る取り組みと、酒を醸す仕事が、同じ場所で重なりました。2020年に仕込んだお酒に「子」と名付けたのは、その年の干支にちなんでのことです。

6年という時間は、飲む側にはどうにもできないものです。それを引き受けて待った人たちがいて、いま一本の純米吟醸酒として手に取れるようになりました。


この記事は、早駒運輸株式会社が発表したプレスリリースの内容をもとに構成しました。

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